「海の中の散歩道」立ち上げた経緯やら、つぶやきとかを書いてみよう・・・かと。
NEW | 2004/07/01 なぜこのサイトを立ち上げたのか? |
NEW | 2004/08/23 図鑑に望むこと |
図鑑に望むこと ボクが図鑑に対して常に望むのは、なるべく最新の、そして最も有力な分類に追従して改版を重ね続ける事。 また、なるべく多くの地域、環境、状態、成長ステージでの生態写真が掲載されている事。もちろん 掲載されている種の数は多いほど助かるし、場合によっては何分冊かに分けても構わない。 何故なら、ダイビングって結構お金がかかる。もちろん人それぞれの楽しみ方があるわけだが、 ボクは少なくともダイビングを終わって記録するログブックには、自分が見たか見てないか分からないような 生物の名前なんか書きたくない。もちろん、ガイドさんがそこのポイントでは自分より遥かに経験を積んでいる いわゆる「神様」ではあるけど、ガイドさんだって分からない生き物はいくらでもいるハズだ。 少なくとも、例えそれが始めて見る生き物達であっても、動物園を一周回ってくるようなダイビングには 高いダイビングフィーを払う気がしない。そのためにボクもカメラを持って可能な限り写真は撮るし、例え 結果として、そのポイントの目玉を見逃したとしても、自分の好奇心を優先した結果であればOKである。 そして、「何だろう?」と撮った写真を元に、その名前を探す最初の手段が生態写真図鑑であり、ほとんどの ガイドさんも同じハズである。 最も初歩的な名前の検索手順が、図鑑に載っている写真と自分の撮った写真との「絵合わせ」なので、 地域ごとに違いがある種類や、成体になりかけとか、婚因色になっているとか、夜は体の模様が変わる とか、そういった情報を知らない限り「絵合わせ」自体が成立しない場合がたくさん出てくる。当然、 種類によっては「極めて稀」とか「生態写真がほとんど無い」といった理由で同じ写真にならざるを得ない 場合もあるが、可能な限り「使い廻しの、他の図鑑でも同じ写真が1枚だけ」といった図鑑は、もはや 「使い物にならない」。 改版しないのも同じ事で、せっかく和名が付いたのに「〜の一種」のままでは、図鑑そのもものの役目が 終わってしまう。昔のログに書いていたのが、「〜の一種」では殆どの場合、何を見たか時間が経てば 分からなくなってしまう。それでは「記録」としてのダイビングログの価値が半減してしまう。絵や写真が 残っていれば、まだ何とかなるかも知れないが。 |